「迷い家(まよいが)」… それは遠野物語にある山中に現れる幻の家のことです。この迷い家を偶然にも訪れた者は家の中にある物を持ち帰ってもよいと伝えられています。福音書を読み、理解しようとしても暗い山道を歩くかのようなものです。その歩みに疲れ果ててしまうこともあるでしょう。このブログが福音書を読んではみるもののよく分からないと悩む方にとって読み解きのヒントになればと思います。そして記事から何かを持ち帰ってもらえることもあるかも知れません。このような思いからこのブログのタイトルを「福音の迷い家」と名付けました。
実のところ筆者自体が福音書を読むたびに霧深い山道に迷い彷徨(さまよ)っているかのようです。その歩みの中で書いたものが当該ブログの記事でもあります。筆者は聖書を専門に学んだ訳ではありません。このため内容が学術的に賛同を得られるかはよく分かりません。お読み頂く皆さんには浅薄な知識と浅はかな霊性しか持ち合わせていない一信徒がつれづれなるままに書き連ねたものであると考えて貰(もら)いたいものです。それゆえに気軽にお読み頂ければ幸いです。